株式会社在宅支援総合ケアーサービス様 (千葉県千葉市)
従業員数:300名
利用者数:800名
訪問看護だけでなく訪問介護の事業所を立ち上げるにあたり、情報共有をすることが必須と考えました。
しかし、従来の紙媒体では、情報共有するためには転記等二度手間が発生します。そこで、情報共有できるシステムの導入により、二度手間の省略、事務作業の簡素化、事務処理における拘束時間の短縮、さらに記録忘れの防止の実現を図ることにしました。
Care-wingの特長であるNFCによる訪問時間の見える化ができることです。情報共有するシステムは他にもありましたが、リアルタイムで正確な訪問時間を記録できるシステムはCare-wingだけでした。
また、スマホの操作性やNFC認証のよるセキュリティ、導入コスト等他社製品と比較して導入を決めました。
導入するまでに、職員に、Care-wing導入する上でのメリット・デメリットの説明をし、理解をしてもらいました。
ですから、導入後1週間〜1ヶ月位で端末を使えるようになりました。管理者、責任者、一般と管理レベルの明確化、担当者には毎日Care-wingの確認の徹底等、社内でルールを決めて運用しました。
(1)ヘルパー、看護師が基本情報や訪問記録を閲覧できることで、利用者の状態(情報)の共有の
効率化ができ、情報不足による訪問時の不安を解消することができました。
(2)訪問状況がタイムリーに把握できるので、緊急訪問の場合、空いているメンバーの捜索ができ、
利用者様への迅速な対応が可能になりました。また、訪問忘れもなくなりました。
(3)スマホ入力は、手書きより早く、レ点入力で修正も可能で、しかも介護記録の紛失の
リスクも解消されました。伝票チェック時間が2/3に短縮され、記録内容に誤字等の不備があった場合の
修正作業の簡略化につながりました。
(4)訪問の見える化で適切なシフト設定ができたことと業務効率化によって訪問回数を増やすことが
できました。また、情報共有をすることで適切なサービスの提供、サービスの質の向上、
一人一人の介護ニーズに合わせた即時対応も可能になりました。
(5)システムや端末などの必要経費もかかりましたが、それ以上のコスト削減によって、収益が確保され、
事業拡大をすることができました。主な削減された経費は、保存場所のコスト、記録の整備時間による
労務費、事務用品の調達コストです。
ICT導入にあたり、これまでの業務を変えるという抵抗感や導入のための研修等の時間確保等、取り組むべき課題はありますが、導入することでのメリットは、大きいです。
事業拡大するためには、情報の共有及び確認できる環境を整備することは必須です。
ケアマネとの連携による事業所間での相乗効果もでてきました。空いているサービス時間に自社サービスを入れてもらうこともできるようになり、訪問回数を増やすことができました。